TARI TARI 第1話「飛び出したり 誘ったり」

P.A.WORKSオリジナルアニメの高値安定感。


前情報全然なしで見始めましたが、パッと見「花咲くいろは」を連想させる絵柄とキャラたち。とはいえ、別に二番煎じ的なマイナス感はありません。タイトルでは分かりませんでしたが、どうやら合唱部を設立する少年少女たちの青春物語のようですね。坂井和奏(綺麗な名前です……)と宮本来夏の二人がおおむね主人公のようですが、群像劇としての様相が強くなりそうです。


声楽部の譜めくり役にあきたらず、持ち前の勢いで合唱部を作らんとする来夏。タレ目な元気キャラというのもなかなか良いかも。声楽部の歌が「true tears」のリフレクティアとは、意表をつくファンサービスでした。


そんな来夏にスカウトされたのが、元音楽科の和奏。普通科と音楽科があって、途中で普通科に転科するとか、WHITE ALBUM2のかずさそっくりな話ですな。まあ、和奏はかずさよりも数段常識人ではありますが、それでも音楽には傷があるらしく、これを拒否。さてはて、今後どうなりますか。


女の子ばかりかと思っていたら、男キャラもそれなりに存在感を発揮してくれそうで、こちらも期待。しかしキャラ紹介「ウィーン」って、それ名前じゃないでしょうに。あずまんが大王の大阪ですらキャラ紹介では一応「春日歩」と書かれていたというのに。


ともあれ、背景美術の美しさも相まって、今後に期待を抱かせる第1話でありました。舞台は江ノ島ってことですが、学校は島そのものじゃなくて、本土(って言い方で良いのか……)の方にあるってことかな。鉄道も走ってましたし。