Fate/Zero 第20話「暗殺者の帰還」

舞台は「現在」に戻って来ました。OPも久々ですが、それ以上に久々だったのがウェイバー&ライダーコンビ。これまで、ウェイバーに負担をかけまいと自前の魔力だけを消費してきたライダーと、ライダーの魔力が尽きかけていることを察して、回復させようと配慮するウェイバー。いいコンビだなあ。作中では出会って数日しか経っていないはずなのですが、この気脈の通じよう。相性とはこういうものかと思わされます。


一方、土蔵に横たわるアイリを見舞った切嗣。やっぱり良いとこありますね。とはいえ、これが最後の別れと見越しての会話とは、切ないものです。手くらい握ってあげれば良いのに。


そして、アイリと舞弥の会話。自分は切嗣の理想を本当には理解できていない。そのふりをしてきただけだと告白するアイリ。これを言うことが出来る相手ができたということ自体、彼女には一つの幸せだったのかも知れません。ただ、イリヤのためにと闘争の集結を願う彼女は、そうは言ってもやっぱり真から切嗣の理解者だったのではないかなと、そういうふうにも感じられました。


舞弥の過去が語られたところでライダーの襲撃。ここで舞弥は致命傷を負ってしまうわけですが、ライダーが無駄な血を流すというのは考えにくいところですけどね。いずれにせよ、アイリに自らの死後もその分生きて欲しいと願われた彼女が、先に命を落としてしまうという辛い展開となりました。切嗣も、初めて令呪を使って必至に守ろうとしたのですけどね……。


残り5話(ですかね?)でさらに犠牲者が積み重なると思うと、いよいよもって重い心地です。