無念の損切り

「欧州危機がなんだ、持株はどれも割安だし、ホールドで問題ない」


……と、つい2、3日前までは思っていたのでありますが、なんだかどうにもこうにもギリシャ問題が収まる気配をみせず、株価が下落に下落を重ねるもので、あっさりと態度豹変。持株を半分ほど売り払ってしまいました。嗚呼、損切りは心に痛い……。


いやまあ、理屈で考えれば今の株価は割安だと思うんですよ。株の教科書なら、「一時的な下落に惑わされず、良い株を持ち続けましょう」とか書くところです。狼狽売りは損失の元だと。


……ただねえ、あのリーマン・ショックで、理屈ではどうにもならないほど下がり続けた記憶がまだ生々しいだけに、どうしても臆病になってしまいます。市場は時に極端に動きますからね。


果たして、僕が売ったからもう底なのか、それとも、現段階でもまだ「逃げておいて良かった」ということになるのか。半分距離を置いて見守りたいと思います。