Fate/Zero 第17話「第八の契約」

アーチャー=ギルガメッシュと、言峰綺礼。2人の悪漢の密談と結託。


前回の切嗣も非道ではありましたが、まだ崇高な目的がありました。しかしこの2人は自分たちの欲望のことしか考えていない。いよいよ目つきからして悪役という風情になってきましたよ。


そんな中、時臣はセイバー陣営との休戦を模索。開いた時間に妻子のもとに立ち寄り、遺言らしきものすら残したのは、果たしてどれほどの予感があったものか。もし「勝ち抜ける」という自信があれば、凛にあんな言葉はかけなかったのではないかとも思わされます。また、「愛弟子」の綺礼に謝意を伝え、剣をプレゼントする時臣。良くも悪くも誇りある生粋の魔術師であり、と同時に、それ以外の部分では良き社会人・常識人でもありました。全く予想もしていなかった綺礼の凶刃に倒れた彼に合掌。


一方のセイバー陣営では、アイリスフィールの不調が深刻化していきます。聖杯の器として作られた彼女が「物」へと帰る。綺礼の語った話とともに、聖杯戦争の裏の部分が見えてきましたね。


「切嗣のために死んでください」


ここまで言える舞弥と、受け止めるアイリスフィール。女性陣の覚悟に凄みがあります。