氷菓 第1話「伝統ある古典部の再生」

さて、期待の京アニの新作です。「日常」は1話で切ってしまったので、京アニテイストは結構久しぶりな気がしますね(まあけいおんの映画はありましたけど)。なお、原作は未読。米澤穂信さんは、名前こそ聞いたことがあるものの、多分一冊も読んだことはありません。


主人公の折木奉太郎は省エネがモットーの高校一年生。彼が姉の指令で古典部に入部することとなり、名家のお嬢様、千反田えると友人の福部里志とで何かしらやっていく(今回のように日常の謎を解決していくのでしょうか?)、というお話のようです。やる気のなかった奉太郎が天然お嬢様のえるの勢いに引っ張られていくのが、当面の流れになるのでしょうか。最初の密室の話と、奉太郎の自作自演とも言えたポスターの話は地味なオチながらもちょっと感心でした。


それにしても、3人のやり取りが実にCLANNADっぽかったことです。なにしろ声優も中村悠一さんと阪口大助さんですからね。さすがにえるは中原麻衣さんではありませんが、素直な性格は通じるところがありますし。もっとも、里志は春原よりずっとまともそうな人物なので、比較するのは可哀想かもしれませんけど。初回から「主人公の友人A」にとどまらない存在感を見せていたので、今後も活躍に期待。


最後になりますが、作画はさすがに美麗。これだけ見せてくれますと、それ以外の言葉がなくなってしまいます。