偽物語 第9話「つきひフェニックス 其ノ貳」

とうとう月火ちゃんの出番は全く無くなってしまいました。一応今エピソードのメインヒロインのはずなのに。まあ、原作の展開通りなのでしかたないのですが、「つきひフェニックス」と銘打っておいてこの影の薄さはいささか問題なしとはしないのではあるまいか、などと周りくどく言って見たりします。


で、今回も冒頭から火憐と暦の漫才道中が始まるのでした。ジャンケン必勝法とかエロい行為な肩車とか面白いといえば面白いのですが、少々間延び感は否めません。なにせAパートまるまるかけて数メートル程度しか移動してないわけですからね。話してないでいいかげん進め、と思ってしまいました。今エピソードが始まる前は「たった4話で大丈夫かな」などと心配していたわけですが、こうしてみると、そのペース配分は順当だったのだろうと思わされます。それにしても、火憐のポニーテールはもったいないことで。


そんな中、安定して面白いのが真宵との掛け合い。今作において、暦と誰の会話が一番楽しいかというのはファンそれぞれの好みもあるでしょうけど、僕は真宵に一票ですね。息があってます。まあ、真宵の振りは厳しいですし、暦の行動もだんだん犯罪的になってきてますけど。


「あくまでもお前の、現時点においてはあってないようなその胸の、将来性に期待しているに過ぎない」


……いや、犯罪的と言うよりもすでに犯罪かな? これを「人類の発言じゃありませんね」程度のツッコミで流せるのは、さすが真宵の度量か、はたまた2人の信頼関係の現われか? まあセクハラはともかく、声優さんが演じていて楽しそうな作品だなあとあらためて思いましたね、特にこの2人については。