偽物語 第1話「かれんビー 其ノ壹」

さて、いよいよ本格的な新番ラッシュがスタートしました。チェックしていくのも大変ですが、その中でもまず最初に視聴したのが本作。それだけ期待大だったわけですが、いやあ、やっぱり楽しいです。


原作既読につき展開自体は知っていますし、今回は展開以前にひたぎと月火と八九寺と話してたら終わっちゃったというエピソードですが、それが実に面白く描かれているのがすごいなと。


最初のひたぎによる暦の拉致監禁なんて、動きもほとんどなく下手したら退屈しそうな場面なのに、水を光らせてみたり、いろいろなカットを駆使して全然それを感じさせません。また、八九寺を発見した時も原作ではただ暦のモノローグだけでしたが、アニメではそこに、スタートダッシュに向けて入念に準備運動をする暦の姿を加えることで、さらにおかしさが増していました。なるほど、こういう技が前作大ヒットの一因かとあらためて感心です。もちろん、シャフト流の印象的な背景も健在。


かれんビー」なのに火憐の登場なしは残念でしたが、まあこれは、次回以降を楽しみにしておきましょう。


それにしても、暦を言葉責めしている戦場ヶ原さんは、実に活き活きと楽しそうでありました。なんだかんだ言いつつもそれを受け入れてる暦とは良いカップルなのかも。