ラストエグザイル-銀翼のファム- 第11話「Backward pawn」

お正月を挟むと「久々」という印象になりますね。前回は確かリリアーナが連邦につくことを宣言して、シルヴィウスが逃げ出して、さあどうなるというところだったんですが、ここで意外にも過去話と来ました。お正月明けという時期はたまたまかもしれませんが、演出的にも効果があった気がします。


対話で世界和平を実現し、慕われた名君ファラフナーズ。平和の象徴として開かれたグランレースには、ファムもジゼルも、リリアーナもミリアも、他にも多くの人達が集っていたのでした。ファムとミリアが当時出会っていたというのは、なかなか面白い一幕。当人たちは覚えてないんでしょうけどね。


しかし、そんな平和の祭典も最後に連邦に支配された人々の報復行為で血に濡れてしまいます。ファラフナーズの死に、怒りと悲しみに震えるルキアこと後のルスキニア。OPで苦しんでいるのが彼だったとは意外でした。また、リリアーナの姿もOPと重なりましたね。リリアーナが連邦との和平を選んだのも、ファラフナーズやルスキニアに対して悪い印象がなかったからということなのかもしれません。


それにしても、ファムたちがかつての理想のように語っていたグランレースが、こんなに後味の悪いものだったとは。目の前でこんな経験したら、むしろ思い出したくないくらいの話になっちゃんじゃないでしょうか。