ギルティクラウン 第7話「輪舞:temptation」

前回の感想を飛ばしちゃいましたが、正直、だんだん期待値が下がっている感です。


まず、魅力的なキャラが不在。これが痛い。集は嫌いとは言わないまでも、受動的なキャラで魅力あふれるとは言いにくい。人気面でそこをフォローすべきヒロインのいのりも、やっぱり受動的な性質で、何を考えているのか分からないのが弱いです。涯は涯で、微妙にかっこ良さを外してしまっているような気がしますし。


キャラが弱くても世界観で引っ張ってくれれば良いのですが、こちらもどうもピンと来ません。GHQをこれでもかというほど悪役に仕立てていますが、逆に現実感が薄れてしまいます。悪役にもそれなりの正義と人間味があってこそ引き立つというもの。曲がりなりにも10年間統治してきた実績があるはずなのに、暴力大好きのチンピラ集団にしか描かれていないのはいかがなものかと。


こうして考えると、やっぱりコードギアスルルーシュの情念で引っ張ってたんだなあと思わされます。