アイドルマスター 第19話「雲間に隠れる月の如く」

765プロのアイドルの中では大人びた雰囲気。美少女と言うよりは美女という表現が似合いそうな四条貴音のメイン回。いつも穏やかで上品な印象で、あの緊迫のライブでも冷静なのが印象的な彼女でしたが、実はプロデューサーも細かい経歴を知らない謎な人物だったとは。


そんな中、たまたまエルダーレコード社長と同席したことで持ち上がった移籍騒動。すぐに否定はされますが、それでも心配な765プロの面々は、貴音を監視……もとい、貴音にくっついて回るのでした。普段あまりはしゃがないぶん、メンバーと疎遠にも見えた貴音でしたが、ちゃんと慕われていることが分かるシーンでしたね。双子からの呼び名は「姫ちん」。似あってます。


なお、ここで心配するのが雪歩、やよい、響で無意識的に煽っているのが美希。冷静に押さえにかかるのが千早で、前向きに取り繕うのが春香。この役回りが脚本的にもきっちり分けられてることに感心です。


「本当は、ジョークは得意なのです」


最後は大立ち回りで一件落着。貴音を見ていると「機知に富んでいる」という形容が思い浮かびます。この頭の良さは、彼女の将来を明るくしてくれることでしょう。


なお、そんな貴音の正体は最後まで内緒。まさかの月のお姫様? なんてことはさすがに今作の世界観ではNGだと思うのですが、そうであっても不思議ではないような雰囲気はたしかにありますね。EDも月をバックにいつも以上に美麗でありました。