輪るピングドラム 第17話「許されざる者」

快方に向かっている陽毬をかこみ、兄妹3人でたこ焼きパーティ。東京人なのに家庭用たこ焼き器とはやりますな。しかもタコはその場でさばいた新鮮もの! これは本格派ですよ。ペンギンズもタコに締め付けられたりスミをかけられたりしつつ、ご苦労様です。冠葉、晶馬はもうちょっと1号2号の健気さに報いてあげても良いような気がしますね。陽毬は良く3号と話してますし、真砂子もエスメラルダと良いコンビなのに、1号2号は声をかけられているシーンすらほとんど思い浮かびません。頑張っているのに不憫だ……。でもま、楽しそうにやってるから良いのかな。


このまま眞悧の薬の購入代金さえ調達できれば、平穏な日々が戻ってくるのか? しかし、そうは運命が許さないようです。


「もはや一刻の猶予もならぬ。」


兄弟の前には久々登場となった女王様が御託宣。


「で、ピングドラムってのはやっぱり、あの日記のことなのか!?」


そうそう、そこを聞いて欲しかったんですよね、最初から。さすが冠葉、しっかりものです。しかしながら、この期に及んで「ないしょ」と言葉を濁す女王様なのでした。う〜ん、この秘密主義とあの困ったような表情をどう解釈すれば良いのか。実は彼女自身もよく知らないのか、あるいは知られては困ることがあるのか。迷うところです。


一方、ゆりは高倉家への恨みをあらわにし、そんなゆりと真砂子が直接対決。さらに多蕗までもが苹果と陽毬を連れだして「罰を与える」などと言い出すのでした。


後半は不安感と緊迫感が一杯の展開で、いよいよ物語も佳境と感じさせられます。どうなることやら。