ラストエグザイル-銀翼のファム- 第3話「Light square」

今回は良かったです。3話目にして、今作の期待値を上げてくれるエピソードでした。1・2話がいきなり連邦とトゥランとの戦闘で始まったので、連邦の状況や、ファム達空族との関係性が良く分からない部分がありましたが、今回で大分すっきりしましたね。


まず連邦のアウグスタ(皇帝)はまだ幼い少女でした。コードギアスの天子様を思い出したのは僕だけではありますまい。年齢の割に結構聡明そうで、打ち合わせの話にもある程度ついていってましたから、将来は楽しみかも? ただ、連邦の強引な他国侵略については将軍たちに実態を知らされていないのかもしれませんね。大義名分としては「帰還民に奪われた土地を取り戻す」ということになっているようです。この帰還民というのもキーワードですかね。


月型の帰還船から帰ってきた民というと、こちらは∀ガンダムを連想するところ。いわゆるムーンレイスが降りてそのまま良い土地を取っちゃったのがトゥランで、周囲の国にはその恨みがあるということでしょうか。ふむぅ。


一方の空族。彼ら彼女らも、連邦に追われた人が多いとのこと。となると、実益はもとより、心情的にもトゥラン側に肩入れするというのは分かります。そしてまた、ファムが空族に拾われた子であることも明らかに。同時に、彼女の明るくて前向きな性格も魅力的に描き出されていました。ミリアや仲間達との会話を見ていると、単に猪突猛進だけではなく、割と常識的でしっかりしたところもあるなあと感心。


主人公も世界観もある程度把握できたところで、今後の展開が一層楽しみになりましたね。