アイドルマスター 第17話「真、まことの王子様」

真ですね。「お姫様」を目指してアイドルになったのに、「王子様」として人気になってしまった彼女の苦衷……というとちょっと大げさですが、悩みが描かれていました。


今時「男の子らしい」とか「女の子らしい」とかいう表現をどこまで素直に使えるかというのは迷ってしまう部分ではあるのですが、本人が「女の子らしく」ありたいのに、そうさせない父親というのはやっぱり理解があるとは言えませんでしょうね。まあ、その他の部分で真がまっすぐ育っているのは間違いないので、結構良い親なのかもしれませんが。


真は気分を晴らすべくプロデューサーと「デート」することに。プロデューサー氏の好感度が高いのか、それとも単に「他にいない」からなのかはともかく、楽しそうに遊ぶ真を見ていても、やっぱり男の子に見えてしまうのでありました。


「誰かに夢を見せることも、アイドルの大切な仕事なんじゃないかな」


このプロデューサーの言葉はなかなか含蓄がありました。誰がためのアイドルか。真自身のためではなく、彼女に王子様を求めるファンのためにというのも確かにあるかもしれません。ただそうは言っても、本人が心から乗り気でないと魅力は半減ではないか、という気もしないでもなく、難しい話です。「がんばろう」と思ってみても、なかなか割り切れないのも正直なところでしょうね。


それにしても「スカート王子」は確かに斬新でした。あの勢いだと、いつか本当に実行するかも。