ギルティクラウン 第1話「発生:genesis」

さて、今季の期待作の一つですね。スタッフ的にも豪華で、シリーズ構成の名前的にはギアスっぽいといいますか。日本がいきなりGHQの統治下に置かれてたり、謎の女の子から謎な力を得るところも近い感じ。もっとも、あくまで別作品なので、あまり似ている探しをしていてもしょうがないでしょうけど。


主人公の集はビデオクリップの秘密作成部屋で、憧れの歌手であるいのりに出会い、事件に巻き込まれてしまいます。いきなり「犯罪者だ」と説明されて、なおかつ圧倒的な暴力をちらつかされれば、集ならずとも見ているだけしか出来なかったでしょう。第一、まだ出会って数分の関係なのですから。むしろ、ふゅーねるの要請に従い、ガイに会いに行こうとしただけでも意外感があります。


推察するに、ただいのりのファンだからというだけでなく、GHQの横暴に対する反感が集を含め日本中にかなり強くあるということなんでしょうね。現代の日本の環境だったら、いくら憧れの歌手といっても、いきなり犯罪に加担はしたくないですし。


ノイタミナには珍しく2クールと聞きますが、それでも展開がスパスパと早くて、ついていくのがちょっと大変な第1話でした。しかし、期待通りに面白そうでもあり、次回以降が楽しみです。


今のところ、GHQが悪者になりすぎているので、GHQ側にも魅力的なキャラと言い分が出てくることを期待。GHQという略称の意味も、そのうち明かされそうです。