輪るピングドラム 第11話「ようやく君は気がついたのさ」

まさかのヒメホマレガエルの効果! 最初は多蕗が何らかの理由で演技をしているのかと思いましたが、そういうことではなく、本物の惚れ薬だったようです。てことは、前回のタマホマレガエルも上手くいった可能性もあったのかあ……。おそるべし、ドゥルマカマーラの魔法薬学教室。こんなファンタジーな世界観で良いのか?って気もしますが、よく考えればペンギンズの存在からしてファンタジーなので良いのか。


しかしながら、事ここに至ってようやく苹果は、自分の気持が本物ではないことを悟るのでした。それでもなおゆりに向かって「多蕗さんと別れてください」と言ったのはやや混乱しているようにも見えますが、彼女の心の中でもまだ整理がついていなかったのでしょうね。あくまで冷静に返しているゆりがすごい。これは多蕗の愛情を全く疑ってないから、ということなのでしょうか……。


「どうして、あたしはあたしだなんて言ったの!?」


ずっとももかの後を追ってきた苹果にとって、晶馬の言葉は響いたようです。もしかしたら、晶馬の言葉だからこそ響いたのかもしれません。同じようなことは多蕗や母親も言っていたことでしょうし。と、ここで久々の


生存戦略〜!」


と思ったら歌が飛ばされちゃいました。珍しく話を聞こうとする女王様。良いとこありますね。ここに来てクローズアップされる16年前の事件とは。高倉兄弟と苹果、さらには真砂子との関係やいかに? どうもお話のスケールが広がり切らない感はありますが、今後の展開に期待です。