アイドルマスター 第12話「一方通行の終着点」

いまさらですが、OP冒頭で律子が他のメンバーと一緒に踊っている姿を見ると、どうしても違和感を禁じえなかったりします。原作プレーヤーなら全く問題ないのかもしれませんが、少なくとも本アニメにおける律子は優秀なプロデューサー(10代とは思えない!)がピッタリ役柄としてはまっていて、アイドルとしては認知できないもので。もっとも、冒頭では踊っているのに、最後は舞台脇で見守る役になっています。不思議といえば不思議ですが、ある意味、折衷案だったのかもしれません。


さて、話がそれましたが今回はミキミキ回でした。普段のんびり屋の美希が「頑張れば竜宮小町に入れてもらえる」と張り切っただけに、テンションの反動が来てしまったと言いますかねえ。プロデューサーからすれば訳のわからないワガママだけに、怒りたくなる気持ちもわかりますが、そこを冷静に諭す小鳥さんが大人です。


連絡つかないのなら実家か学校に張り込めば良いんでないの? という気もしないでもなかったですが、ともあれ偶然見つかった美希。彼女の両親は「好きなことをやるように」と言ったそうですが、途中に辛く苦しい道を挟んでも、それが彼女が輝くのに必要なのであれば、それもまた美希の選択であって、決して両親の教えに矛盾するものではないと思うんですよね。まあ、そこまで考えてはいなさそうでしたが。


一方、他のメンバーも無断欠席を続ける美希を心配してました。「もし本番までに来なかったら」という不安も自然な感情ではありましょうし「美希を信じる」と言ったものの、さて、半分以上は言葉だけのものではなかったか、という気もしないでもないところ。その辺は、これまでの彼女たちの信頼関係がどの程度築かれてきたのかというのがちょっと見えにくいのでなんともですが(そもそも、彼女たちの付き合いがどのくらいの長さなのかも不明ですし)、結果的には信じたとおりになったわけで、信頼が深まったことは間違いないでしょう。


来週は1クール目のまとめとして、華やかなライブが決まることを期待しています。