輪るピングドラム 第10話「だって好きだから」

2週間ヤキモキさせられましたが、打撲だけで無事だった晶馬。良かった良かった。轢いた相手は逃げちゃったんでしょうか? まあ、ここで加害者が出てきても話がややこしくなるので、置いときましょう。あくまで重要なのは苹果の消沈と謝罪です。


しかし、この病院にも夏芽真砂子の手は伸びているのでした。晶馬といる2号が身代わりになったり助けを呼んでくれたりといったことは全然なく、一緒に毒入りプリンを食べてバタリ。う〜ん、健気なんだけど役に立たないペンギンズです。


晶馬を人質に、日記の半分を要求する真砂子。あくまで、ももかと苹果の妄想にしか過ぎないと思われる運命日記を、夏芽はなぜそこまで付けねらうのか。ここは大きな謎ですね。一方で、これまで固執していた日記を、苹果がかなりあっさり手放そうとするのも意外。半分とられてしまったことで気持ちが挫けたのか、あるいはやはり、多蕗を襲う計画が失敗したことが響いているのか。少なくとも、晶馬を心配する気持ちが出てきたのは本当のようです。さすがの彼女も、自分をかばってはねられた少年を見捨てるほどには薄情ではなかったようで。


一方冠葉は謎のペンギン世界にと誘い出され、いたぶられます。陽毬に話していた「嫌なプレゼント」が伏線になっていようとは……。真砂子は日記とともに、冠葉をも手に入れようとしている、ってことですかね。こんなやり方では嫌われるだけだと思いますが。そして現れた「生存戦略」の少年は何者か?


色々進んできたようでまだ10話。今後も長く楽しめそうですね。