アイドルマスター 第11話「期待、不安、そして予兆」

メインヒロイン(一応)なのに目立ってなかった春香が久々に出番たくさん。その明るさでみんなを引っ張ってくれました。おまけに、ED等で教室での姿も少しだけですが描かれていたのが嬉しい。「彼女たちの学校生活がどんなものかも気になる」と思ってたところだけに感無量でしたね。


お話としても、これまで薄めだったアイドルとしての普段の練習や苦労が描かれていて、雪歩と貴音のやりとりなどは、ベタながらも「そうそう、こういうのが見たかったんだよ」と思ってしまう燃える展開でした。さらに、ある程度形ができて喜んでいるところで、竜宮小町の練習を見てみんな固まるシーンとか、上手いなあと。これ、それでも今作のテイストとして軽めに流していると思いますが、本格少女マンガとかだったらさらに重いドラマが作れるところだよなあ、と思ったりします。


今回、春香に次ぐヒロインとも言えたのが千早。さすがに歌唱力では765プロの中でも上位なところを見せつつ、一人暮らしと家庭環境の複雑さも感じさせました。でも、彼女の自然な笑顔って、今作始まって初めて見たような気がします。さすがにそんなはず無いのでしょうが、どことなく暗い表情ばかり印象に残ってしまってねえ……。まあでも、実際アイドルでも歌手でも暗い顔ばかりしてたら話にならないでしょうし、千早もイメージよりは明るいところがあるのかな。それにしても、彼女の声を聞いていると紅莉栖を思い出しちゃいますよ。


EDで脚本が高橋龍也さんと知り納得。5話の海も良い話でした。なんだか雰囲気が僕の見たい今作の世界に合っているという気がします。