STEINS;GATE 第21話「因果律のメルト」

嗚呼、切ないなあ……。

β世界線での死を知らされても、毅然と振る舞う紅莉栖もさすがだったのですが、今回はなんといってもオカリンとまゆしぃ、この二人の情愛に尽きるでしょうね。お互いに自然に思い合っている姿が温かくて、じんわりといたします。それだけに、待ち受ける運命はあまりに残酷。

特に、祖母のお墓参りでのまゆりの独白は、これまでで最も感動的なシーンだったと言っても過言ではないでしょう。特に大きな動きがあるわけではない、むしろまゆりがただしゃべり続けるだけのシーンなのですが、これまで積み重ねてきた彼女の人となりが（そして花澤香菜さんの演技が）、優しく、胸を打つシーンとして結実していました。特に、初期の二人で静かで、でも穏やかだったラボの描写。この回想シーンは白眉だったかと。

なんだか今回は、キャストコメントで花澤さんが語っていた

「まゆりは理想の幼なじみですよ、あんなに良い子はなかなかいないですよ!!」

という言葉をしみじみ思い出しましたよ。

ＥＤ。キャストが４人しか出てないことに驚き、そして同時に納得でした。やっぱり中心はこの４人のラボであり、物語であるのだなと。残り数話、しっかりと見届けましょう。