花咲くいろは 第21話「蘇る、死ね」

縁と崇子がまさかの結婚!? 最初は縁の妄想じみた冗談かと思っちゃうような話でしたが、崇子の方もすっかり本気のようで、いつの間にやらと周囲と視聴者が驚き呆れてしまう展開ではあります。これまでの経緯を見ていると、果たしてこの二人で上手くいくのかなあと不安にならなくもないのですが、まずはめでたし。


緒花(でも実質は豆じい)の発案で、結婚式の準備をと張り切る面々。ここでいよいよメインになってきたのは、序盤からずっと描かれてきた、民子の徹に対する想い。彼女の視点だからってこともあるかもしれませんが、徹は確かにかっこ良いですね。落ち込んでそうな民子を元気づけようとしたり、以前皐月が評したように、23歳とは思えないほどしっかりしてます。民子の見る目もあながち外れてません。


「俺、子供好きだしさ。5人くらい欲しいよなあ」との徹に、


「ご、5人っ!」


と慌てる民子の姿は可愛らしかったです。


ただ、その想いが高じて緒花に対する態度はいよいよキツいものに。風呂場での民子の言い分はどう考えても八つ当たりで支離滅裂でした。この二人、最初に比べれば距離は縮まったものの、結局のところ合わない感じがしますねえ。緒花からすると、明らかに菜子や結名の方が話しやすそうです。まあ、いつの間にか仲良くなっているよりは現実感があるかも。


一方、女将さんは喜翆荘の過去を語ってくれました。スイ=翆とは気づきませんでした。まさに喜翆荘に歴史あり。愛ですねえ。しかし「継がせる気がない」というところで今回は終了。これは、自分の代で喜翆荘をたたむということを示唆しているのでしょうか……。



最後に今回の名言。


「そういう発言は、宿代払い終わってからにしましょうよぉ」


と、次郎丸に対する緒花でした。基本は天然元気な彼女ですが、時おり冷徹な一言を繰り出すのが良いです。