輪るピングドラム 第6話「Mでつながる私とあなた」

苹果に付き合わされる(使役される)晶馬と、黒幕っぽいパチンコ少女に迫る冠葉の2方向で話が進むようになってきました。だんだんと緊迫感が増してきましたが、全体的な方向性はまださっぱりであり、正直、もうちょっと話を見せてくれても良いんじゃないかなとも思います。せめてピングドラムがどんなものなのか、ある程度女王様に解説してもらいたいなあ。そう言えば今回、陽毬の出番が女王様バージョンしか無かったような。彼女自身が目立つときは、そのうちやってくるのでしょうか?


今回明らかになった事実、それは苹果の日記が元は亡くなった姉、ももかの書いたものであり、カレーの日も、本来はももかの命日であったということ。幼い頃、両親の言い争いを聞いてしまった苹果は、強いショックを受けてしまったんですね。幸せのために、自分がももかにならないといけないと思い込んでしまったと。もっとも、桂樹に対する想い自体は本物のようで、どこまでが素なのかは微妙なところです。

それにしても、ここの両親の図が途中からカッパとラッコになり、なおかついきなりウツボが侵入してくるのには笑わせてもらいました。普通にやればただ暗い言い争いのシーンに、こうしてシュールなギャグを入れてくるのは今作の真骨頂ですね。


桂樹にとっても、大切な人であったももか。彼女がどんな人物だったのか、そしてなぜ亡くなったのか、今後何らかの形で出番があると思うので、楽しみです。


ももかの日記も事実ではなくて妄想に基づくものだったようで、姉妹そろって妄想癖の強いことです。「初夜中」のライトなんて世界唯一のお手製でしょう。すごいなあ。