アイドルマスター 第7話「大好きなもの、大切なもの」

水瀬グループの取材番組にシャリシャリ現れた伊織。


水瀬伊織。15歳。竜宮小町というユニットでアイドルやってます」


……って、仕込みじゃなくて完全乱入ですか。そりゃテレビ局もプロデューサーさんも困りますよ。下手すると、というよりすでにイメージダウンになっている気がしないでもないです。


さて、今回のメインはやよいさんのお宅拝見でした。その前にスーパーでお買い物。お金持ちのお嬢様が初めてのスーパーというのは結構ベタな展開で(「あかね色に染まる坂」でも見たなあ)、やりすぎるとお嬢様のほうが嫌味に見えてしまうのですが、そこはさすがに適度な味付けで抑えていますね。というより、やよいのほうが詳しすぎて、視聴者の方は伊織に近い心情だったかも。


大家族の長女として奮闘するやよい。アイドルやって家事をやって、もちろん普段は学校にも行ってると。これは大変です。しかし、そんなしっかり者の姉につい反発して飛び出してしまった弟くんなのでした。ここから先は、これはおジャ魔女どれみか何かかと思ってしまうような心温まる展開でしたね。


いつでも家族想いで笑顔を絶やさないやよいのすごさ。それと同時に、そんなやよいの良さをわかっている伊織の良さが光りました。


「家の仕事が大変です、なんて顔、一度も見せたこと無いわ。それがやよいのプライドなの」
「プライドって?」
「胸張って前へ行けってこと」


いやあ、伊織さんかっこいいなあ。やよい回であると同時に、伊織回でもありました。実は冒頭のシーンを見て、「伊織ってもし有名になっても口さがない人に『親の金で』とか言われそうだな」と嫌な想像をしてしまったのですが、こんな彼女なら、それでもきっとまっすぐに強く進んでくれるでしょう。


さて、前回の感想で「彼女たちがなぜアイドルを目指しているのか、その動機が見えてこない」的なことを書きました。別に今回も具体的に明らかになったわけではありませんが(さすがに「家計の足しになるから」というのは副次的な理由だと思います)、こうして話数を重ねてキャラのバックグラウンドが見えてくることで、次第に理解が深まっていくのかな、と期待するところです。


EDはやよいのお仕事姿。これまで活躍シーンが薄かったので(料理番組には出てましたけどね)新鮮でした。ヤキ肉マンヒーローショー。よく知りませんが、こういうのに出るのもアイドルの仕事なんですかね。楽しそうで何よりでした。