花咲くいろは 第20話「愛・香林祭」

最後の結名の「青春やねえ」の一言で実際まとめられそうな今回でしたが、それだけでは何なので、いくつか。


まずは、前回泣き出してしまった雪ちゃん。「私から謝ったほうが」と考えているあたり、基本的に良い子なんですね。自分の好きな人を振った同級生相手というのはなかなか話しづらいんじゃないかと思いますが、結構笑顔で民子に接していて立派です。その調子で頑張れば彼に振り向いてもらえる日もきっと来る、のではないかと。


そして民子。幼い頃のほうが姫っぽいというか、彼女の美人さを素直に伝えているような気がいたします。男子からの人気をあらためて納得したり。親の反対を振りきっての板前修業ということですが、今は親御さんとの関係はどうなっているんでしょうねえ……。徹へのオムライス、おそらくケチャップで何も書けないだろう、と思ったのに堂々と「LOVE」で押し切ったのには感嘆。すごいぞみんち。でも徹には通じていなかったようですけどね。


スイは語ります。


「誰もが皆、あの子と同じわけじゃない。(中略) 間違った道で迷ってもいいんだよ。それがあの子たちの特権なんだから」


女将さん、非常に良いことを言っているのは分かるのですが、その割にお孫さんに対する態度が厳しすぎやしませんか、と思ってしまいました。


さて、そんなこんなで本作も20話すぎとなりました。この文化祭編、単体で見れば良いエピソードでしたが、全体的な展開は停滞気味。そろそろラストスパートに入らないといけない時期だけに、次回以降が気になるところです。たぶん序盤から話に出ているお祭りがラストに持って来られるのかなとは思うのですが、どういう流れになりますか。