輪るピングドラム 第2話「危険な生存戦略」

第1話が良かっただけに、いやがうえに期待が高まってしまうピンドラでしたが、今回も高くなったハードルを物ともせずに、楽しませてくれました。


まずいきなりトイレから登場なのが、陽毬につぐヒロインっぽい少女、荻野目苹果(しかし、これでリンゴと読むのは厳しいです。だいたい、苹なんて字、普通は使いませんよね)。便器から星がキラキラついてくるのは、どう反応して良いのやら困る演出です。さすがと言いますか。


そして朝の高倉家。今回はいきなりの「生存戦略〜!」。毎回ラストに出してくるのかと思いきや、サックリ目先を変えてくるところが上手いです。ペンギン女王(仮称)の命令は、苹果からピングドラムを奪ってくること。ピングドラムとはなんなのか、は当然のように説明無しなのでした。しかし「多分」って、意外といい加減ですね。「おまえたちの至る所から来た」とかすごく神様っぽい存在みたいなんですが、万能ではないってことですか。


苹果を追う冠葉・晶馬が見たのは、ツバメの巣を撮影し、それを片想いの多蕗先生に見せることでした。……と、それだけならまだ「無茶もするけど純情な子」で終わったのですが、それだけで終わらないのが今作なのでありましょう。なんと、彼女は床下にまで侵入する本格ストーカーであったことが発覚! いやはや、ヒロイン候補が2話目にしてこの状況。果たして今後どうなりますやら?


それにしても、ペンギンズは良いですなあ。留守番の陽毬は出番があまりなかったですし、今作はこのペンギンたちを愛でるアニメのような気がしてきましたよ。特に、デパートの外壁を下着をかぶってひっつき進む1号・2号の姿は、音楽も合わせて大笑いでした。