花咲くいろは 第14話「これが私の生きる道」

さて、2クール目に突入ということで、OPとEDも一新の花いろです。昨今は1クール作品ばかりで、2クールともなると「長編」って感じがしてしまいますね。OPではヘッドフォンをかぶり、電車に乗っていた緒花。緒花が向かった先はどこなのでしょうか? 一人でいたという点からすると、また最後に喜翆荘を離れる展開も待っているのかもしれません。気になるところです。あと、出番がこれきりかと心配された孝一も一応顔見せ。でも、フェンスで仕切られちゃってるのがなあ。加えて、意外と徹の見せ場もないので、緒花×徹はこれ以上近づかないのかも。


そんなこんなで海です。休みに仲間内で来たのかと思いきや、修学旅行でした。修学旅行といえばけいおんのそれは傑作回でしたが、香林高校は共学だけあって、またちょっと雰囲気が違いますね。まあたまには男子生徒も存在感を見せてくれませんと。本作は旅館がメインなのでなかなか学校生活の場面が出てきませんから、そのへんを補充する意味でも良かったのではないかと。……ただ「水着回は作画が乱れる」の法則は、本作のレベルをもってしても打ち破りきれないのかと感じてしまうところではありました。


今回クローズアップされたのは結名。彼女の、「旅館の跡取り娘にしては旅館業に関心が無さそうな様子」は、これまでも描写されてきてました。そして僕は、それがお嬢様ならではの「やる気」や「気構え」の問題なのかと思ってました。でも、彼女にとって、もともと旅館は好きなことに入ってなかったんですねえ。なるほど。たまたま旅館の家に生まれたからと言って、何も後を継がねばならないと決まっているものではなし。自分のやりたい事をやるときっちり自覚できているのは、侮れないです。ま、やっぱり変な娘ではあるんですけど。