あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 第7話「ほんとのお願い」

めんまの日記から読み取った新たなお願い候補、それは花火の打ち上げ! 元はといえば、仁太の母親を見舞ったときに考えられたもので、「神様に手紙を届ける」ためのもの、ですか。


超平和バスターズの面々は色々と設計図に夢を描いていたようです。「花火をたくさん集めて、火薬をバラバラにしてから一個にまとめる」とか、いかにも子どもっぽい、でも「意外と出来ちゃうんじゃない?」と、専門知識を持たないものからすると思ってしまうような発想が楽しいですね。


ただ、どうですかねえ。仁太の母親亡き今、めんまと言えどそこまで花火にこだわっているかどうか、疑問は残ります。集の言うように、違ったら骨折り損ですからね。確認してみてもよいでしょうに。


ですが、これを機に仁太は学校にも行かず、バイトで花火代を稼ぎ始めるのでした。確かに、これも一種の社会復帰への道。一生懸命働く仁太の姿は、メンマをして「かっけーすよ」と言わしめるものでしたが、そうは言っても結局学校の方はどうするの? と気になります。父親と相談しないってのはどうもね。父親も父親で、放任しすぎなのは引っかかるところです。


一方の集と知利子の二人組は様子見状態ですが、夜10時過ぎに「お茶しない」と言い出す集はすごい。この感覚では知利子も苦労するはずです。


しかし、今回の一番の衝撃はなんといってもラストでした。めんまの母が言い放った「ふざけてるわね」の言葉。娘の旧友に慰霊してもらうのは別段不快なことではないであろう、と思っていたのですが、そうでもなかったようです。10年経って突然というところで反発があるのか、あるいは死の原因が彼らにあるという思いがあるのか。次回以降を待つばかりです。