花咲くいろは 第8話「走り出す」

「ようし、それじゃあ喜翆荘も頑張らなきゃ!」
「どうしよ〜、もし取材が来て私の写真が載っちゃったら」


雑誌の覆面ランキングに色めき立つ緒花と、すでに上位が当然という様子の結名。この対比が楽しいです。結名の性格は掴みどころがないというか、お嬢様気質ですよね。高飛車という意味ではなく、ほんわか天然系という意味で。


もっとも、天然系で夢と妄想が膨らむのは緒花も同じこと。女将さんから特別ボーナスで温泉&ババ抜き三昧。ここは「なぜババ抜き?」と民子にツッコんでもらいたいとこでしたが、民子としては、あきれてそんな気力も起こらなかったようです。それにしても、スイの満面の笑顔が緒花の妄想で初登場とは。今後現実で出てくることはあるのやら。


しかし、喜翆荘への急な予約とスイの入院で、事態は風雲急を告げることに。スイは以前からの持病らしく今回は大事無いようでしたが、今後の悪化が怖いです。


そして来ました。本当に経営コンサルタントなのかちょっと疑わしくなってきた崇子さん。彼女は覆面ライターに重点的にサービスするようにと主張しますが、これは「お客様は公平」をモットーとするスイとは明らかに相容れない考え方ですよね。まあそもそも、次郎丸先生の観察眼なんて怪しいものですし。ここで堂々と、「駄目です」と言えた緒花はかっこよかったですが、彼女を引き立てるためにちょっと作為的な流れだったような気がしないでもない……かも。


徹を迎えに行った緒花と、喜翆荘へ向かう孝ちゃん。なんだか微妙なところで引きとなりましたが、さて、どうなりますやら。ここのところ岡田麿里さんの脚本回がないので、そろそろ見たいなあと思います。