さらば小野寺力

小野寺がヤクルトへ、江草が西武へ(読売新聞)

中継ぎ強化を図るヤクルトと、オールラウンドの内野手を求める西武の思惑が一致した。


中継ぎ強化! 明らかにヤクルトよりも中継ぎが弱い球団が出すわけですが。これじゃほとんどギャグです。いや、どちらかいうとブラックジョークでしょうか。まあ、江草には期待ですけどね。


それはともかく、2004年、出てきた頃の小野寺は素晴らしかったです。ど真ん中に投げ込んでも空振りを取れるストレートは一級品で、藤川とまではいかずとも、全盛期の森慎二クラスのキレがありました。長身から投げ下ろすスタイルも含めて森の後継者と期待され、06年は実際クローザーとして活躍しました。……で、それがどうしてこうなってしまったのでしょうか。


ストレートは今でも150キロを計時しますが、棒球なのか打者に当てられ、フォークはキレがイマイチで見極められる。それでも十分貴重な戦力として働いてくれてはいましたが、立場が中途半端になってましたから、ここでのトレードは本人のためにも良いかもしれません。心機一転頑張って欲しいものです。


それにしても、大沼が横浜に去ったと思ったら小野寺まで。良くも悪くも西武中継ぎ陣の象徴だった二人が居なくなるとは、寂しいですねえ。