花咲くいろは 第7話「喜翆戦線異状なし」

巴さん活躍のエピソード。実家からはお見合いの話が来るわ、仕事場の経営は傾き中だわで、自分の将来に悩む28歳の姿が描かれていました。緒花には同世代の菜子と民子がいますが、巴には年の近い同性もいなく、寂しさもあったでしょう。いっそ仕事をやめてしまおうか、というところでやってきたのが困ったお客さんたち。ここからは予想外のドタバタ劇になりますが、シリアスベースのはずがコメディに転じてしまうのは、彼女の人柄ですかね。素直に面白かったです。


今回はメインキャラが巴になったことで、キャラの見方もこれまでとは違って感じられました。緒花や菜子、民子は、若くて元気で、でもちょっと危なっかしくて可愛い後輩達。これまでは彼女たちの視点で見ていただけに、逆方向が新鮮でした。一方で、緒花たちから見れば、巴はとても頼もしい先輩。巴本人にあまり自覚はなくても、懐かれるのは当然という奮闘ぶりでしたね。ほんとうに、良いお姉さんしてます。


「緒花ちゃんくらいよね。そんなこと言っても嫌味に聞こえないのって」


このセリフは、緒花のキャラがすっかり喜翆荘に認知されたということをあらためて感じさせてもくれました。


なお、巴の実家との会話は最初名古屋弁かなと思ったのですが、EDを見ると金沢弁ということでした。能登さんは金沢の出身ということで、実力はもちろんながら、出身地の縁で起用されたって面もあるのでしょうね。