花咲くいろは 第5話「涙の板前慕情」

喜翆荘の板前、徹が引き抜きに? はたまた結名と良い仲に!? ということで喜翆荘の面々、なかんずく民子と緒花が困惑鳴動の回でありました。まあ、こういうのは誤解であるというのがお約束であり、実際そのとおりだったので意外性は薄かったですが、いつもに増して破天荒な緒花の行動力に感心半分、呆れ半分といったところ。そんな誤解で騒いじゃ福屋さんに迷惑でしょうって。でも、女将さんがお詫びの電話を入れさせるシーンがあることで、後味が悪くならないのはさすがでした。


「口は悪くても一生懸命」。民子が語った言葉を緒花が繰り返しましたが、これはまるで民子自身のことを指しているようでもあります。似たもの同士ですかあ。徹が民子を雇うよう申し入れたのも、自分に通ずるところを見出したからかもしれません。なお、民子が働き始めたのも、そう昔のことでは無いということも分かりましたね。


……しかし、良いお話ではあるんですが、民子に緒花に次郎丸にと、従業員ばかり増やしていて大丈夫なんでしょうかね、喜翆荘は(まあ、次郎丸は当分ただ働きとしても)。どうもお客さんの姿があまり見当たらないのが怖いところですよ。


最後に、ようやく孝ちゃんにメールを返すことができた緒花。メールが来たのが4月1日で、今は春休みが終わっているわけですから、だいぶん待たせてしまいましたが、まずは一安心でした。孝ちゃんが緒花に再開できるのはいつごろか。それまでに緒花がどれだけ変わっているのか(あるいは変わらずにいるのか)、楽しみです。