あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 第1話「超平和バスターズ」

true tears」の富山、「花咲くいろは」の石川に続く、岡田麿里さんの地方ドラマ劇場第3弾? まあ、前2作とは制作会社が違うので単純に一緒にするもんでもないんでしょうが、雰囲気的には似てます。今作の舞台は埼玉秩父武甲山が実に秩父です。


主人公のじんたんこと宿海仁太は、かつて元気な少年で仲間内のリーダー的存在でしたが、めんまこと本間芽衣子の死が心の傷となり、さらには高校受験に失敗してひきこもり中。そんな彼の前にある日突然、めんまの幽霊(?)があらわれて、ある願いを叶えて欲しいと言い出す。


事前情報では現実感の強いドラマかと予想してましたが、まさかめんまが死後の存在だったとは!? これは驚きでした。「成長した姿で」と言いつつ、身長以外は変わってない感ですが、それはそれとして可愛らしいことです。でも、自らの死を自覚しているあたりが切ないですなあ。「ゴースト 秩父の幻」ですか。


じんたん達が昔結成した「超平和バスターズ」には、リトルバスターズの影響が見られる気がしますが、どうでしょうか。めんまの願いからじんたんも前を向き、6人の絆が再び強まる展開が予想されますが、どんな紆余曲折がありますか。そもそもめんまのねがいとはなんなのか。


良作になりそうではありますが、岡田さんのドラマなら花咲くいろはの方でお腹いっぱい感もあり、続けるかどうかはちょっと考えどころです。だいたい、金曜(木曜深夜)のアニメが多すぎですからねえ、今期は。