俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第13話「俺の後輩がこんなに腐ってるわけがない」

あやうく新アニメラッシュの中で置き去りにするところだった俺妹の13話です(見たのは先日ですが)。化物語と違って一ヶ月ペースで進めてくれるのは良いですね。


京介の後輩として高校生となった黒猫。桐乃の1年上なことは知ってましたが、振り返りますに、彼女たちの関係にはあまり年齢差は伺えませんでした。特に桐乃は、そのへん知っていたかすら怪しいです。逆に黒猫の方は、多少は年上の度量を見せていたとこもありましたかねえ。それにしても、頭に何ものせていない黒猫は花の無い初春のごとき違和感であります。


さてそして、学校では黒猫で通すわけにはいかず、ここで彼女の本名が明らかに。


五更瑠璃。それが、人間としての私の名前」


どこかの鳳凰院凶真みたいなことを言っていますが、五更という名字はかなり珍しいですね。実在するかどうか微妙なところでしょうか。ただ、今作のキャラ名はそれなりに現実性があるものが多いので、この五更というのも作者の知り合いとかでいるのかもしれません。瑠璃という名前の方は可愛らしくてかっこ良いので、こちらをハンドルに使っても良さそうなものを、わざわざ黒猫なんて不吉そうな名前にするところが彼女らしいです。


最近忘れてましたが、もともと人付き合いが苦手で、オフ会でも浮いていた黒猫。クラスでもすぐに孤立化してしまったようで。……まあ、あの物言いじゃ無理からぬところでしょうか。「最初から最後まで、徹頭徹尾クソゲーだったわ」とか、桐乃やあやせにも言えますが、どうも本作ヒロインの口の悪さは好きになれません。その点真奈美や沙織は安心なのですけど。


一緒にゲー研に入部とは、お節介も良いところな京介でしたが、ここであの、自転車貸しの青年がまさかの再登場。加えてその際に話に出ていた赤城の妹まで出てくるとは驚きでした。サブタイが黒猫じゃなくて彼女のこととは、上手いミスリードでしたねえ。まあ、部活がうまく彼女の居場所になれば良いと思いますね。


最後に、今回桐乃の出番はまったくのゼロ。どうやらメールや電話も無いようで、いくらなんでも冷たい話です。沙織が怒るのももっとも。せめて両親には電話してるんでしょうね。そうじゃなきゃ何かの事故を疑うレベルですよ。