STAR DRIVER 輝きのタクト 第21話「リビドーなお年頃」

プロフェッサー・シルバーにより完成したオーバーフェーズシステム。プロフェッサー・グリーンといい、科学ギルドの技術力は本当に高いですね。おとな銀行の資金力もものすごそうですし、ふざけているようで実力派の綺羅星十字団です。ただ、


「今日これから、銀河美少年タウバーンを殺します」


「殺す」とはっきり言われるとあらためて怖いと思ってしまいますし、それを止めない周囲のメンバー。やはり異常なとこはあります。


そのオーバーフェーズシステムを使い、第3.5フェーズで戦いに挑むマドカにタクトは大苦戦。3.5フェーズの強さもさることながら、相手の正体が知人であり、なおかつ殺さずに勝つ方法が見当たらなかったのが苦戦の要因でした。考えて見れば、これまで相手の正体を知らずに戦ってたんでしたっけねえ、タクトは。これまでも多くの知人と戦ってきたと知ったらどうなることやら。しかし、その苦戦も伏兵、ワコの助力により逆転します。


「まさか、リビドーの強さで負けるとは思わなかった」


今作でいうリビドーは人間の生命力みたいなものでしょうが、さすが元気印妄想少女のワコですね。しかし最後、そのワコよりもおいしいところを持っていくのはカナコなのでした。


「ねえ、シモーネ。あなたにはほんとうに強い人間になってほしいと思ってるの。だから、自分を裏切った相手を許せる人間になって」


器が大きいカナコ様に忠誠を誓いたくなっちゃいます。シモーネが言うように、ほんとうにすごい人なんですねえ、彼女は。


なお、サカナちゃんは回想シーンのみの登場でちょっと残念。でも、火山灰にはしゃぐ姿が非常に可愛らしいので良しです。ヘッドも彼女の前だとやさしいですね。やっぱりソラの姿を重ねているんでしょうか。


次回はいよいよ演劇回。重要な話になりそうですが、今作は2クールなんでしょうか? なんかあと数話でまとまる気がしなくなってきたんですが。