STAR DRIVER 輝きのタクト 第16話「タクトのシルシ」

もう素晴らしいとしか言いようが無いです。ここのところ毎回力の入ったエピソードが続きますが、今回は特に、日死の巫女編のクライマックスにふさわしい出来栄えでした。ラストには感涙。


島を離れるミズノに、鳴り響くアラーム。前回のことを思い出して怯えるミズノ(と視聴者)が見たものはマリノからの着信。前回のホラー演出だけでも十分すぎたのに、さらにひねりを加えて見せてくるとは、感服でした。


「ホントあんたって、私がついてないと、ダメダメなんだから」
「なんだよ、それ」


2人の再会の笑顔がただただ感動的でした。良かった、マリノが消えなくて本当に良かった……。「消えない幻はすでに現実」 でも、それはやはりミズノが勇気を出して行動したからこそ続いたのではないでしょうか。そんな気がします。一旦京都に行く二人ですが、そろっての再登場を楽しみにしましょう。だいたい、ミズノがいないと演劇部が困りますしね。


さて、話を戻しますと、今回はタクトの過去が初めて明らかになりました。何しろ一応日本が舞台とはいえ、現実離れした島なので、タクトが普通に中学生やっている姿は妙に違和感があったりもしましたが。そして、ヘッドとの戦いへ。


「お前だけが銀河美少年だと思うなよ?」


ナンダッテー。銀河美少年なんて、ありえない属性を持つ人はてっきり一人だけかと思っていたのに! いやあ、うまい具合に意表をついてきますね、今作は。二つ目の封印が解かれてしまい、さらに激闘は続きそうです。とはいえ、ヘッドが敗れた今、綺羅星十字団に人材はいるのでしょうか? 次回新キャラの能力に注目です。



それにしても、「おばちゃん」がマリノの存在をどう考えていたのか、ちょっと気になったり。巫女の知識はあるみたいなので、「ミズノが生み出した存在」と正確に認識してたのかもですが。