ハートキャッチプリキュア! 第48話「地球のため!夢のため!プリキュア最後の変身です!」

研究に行き詰まり、自らデューンの力を受け入れたという月影博士。仮面に操られていたとはいえ、ゆりを「抱きしめる資格がない」というのもむべなるかなです。まあデューンのことなので詐欺脅迫に近い形だったんだろうな、とも思うのですが。なお、フランスということで劇場版の二人も顔出してましたが、ここのところはあまり深く考える必要はなさそうです。


ダークプリキュアもまた、博士にとっては大切な娘。記憶を取り戻したからといって邪険にするようなひどいことをしなかったのは本来彼が持つ優しさを感じさせられましたね。とはいえ、ダークプリキュアにとってはやるせない最期でした。戦うために生まれながら、最後にはしごを外されて、幸せから遠いままに生きてしまったのではないでしょうか。デューンは直接関わっていないだけに、やはり博士の責任と言わざるをえないところでしょう。


そして最後の戦いに。自身に向けられる憎しみを喜んですらいるようなデューンと、そのデューンに憎しみで立ち向かおうとしたゆりを止めるつぼみ。あらためてつぼみの成長を示すとともに、プリキュアの基本「愛で戦う」を再確認したシーンでもありました。ここに来てブロッサムとムーンライトが対に描かれるのはちょっと意外だったのですが、主人公と、目標とすべき先輩というコンビと捉えれば納得かも。


変身シーンから挿入歌が入って盛り上げつつの速攻は、まさにプリキュア全力全開という感じで見ごたえがありました。しかしながら、強いはずのデューン様がやられっぱなしなのはどうしちゃったものでしょうか。まあ速攻というのは決まれば反撃の間を与えずに倒すことができますから、戦術が決まったということなのかもしれませんが、まだ油断はなりませんね。


次回は楽しみで寂しい最終回。ただ待つのみです。