ハートキャッチプリキュア! 第41話「妖精が変身!?プリキュア劇団はじめました!!」

実際には妖精は変身しなかったので、微妙にサブタイトルがミスリードだったかも。あと、勝手に保育園に上がりこんで人形劇を披露する展開は無理があったような。学校はどうしたんでしょうか。前回の影響で休校にでもなってしまったのか。


……にしても、急造にしては人形劇が上手かったですね、みなさん。ファッションショーで鍛えた精神力か。くわえて、普段実際にプリキュアをやっているからという臨場感もあります。園児達が喜ぶのも伝わってきました。


そして、プロでもないのに園児たちを見事に統率してしまうゆりのすごさ。つぼみたちが基本的に子どもっぽく描かれているのに対して、ゆりの強さ、落ち着き、カリスマ性は別格ですよね。独りで世界を救おうとしていた英雄的資質とさえ形容したくなってしまいます。年上のノリコ先生ですら劣等感を覚えてしまうような近づきがたい雰囲気。逆にそれが彼女の悩みかもしれませんが、そこはももかがいることで救われているのでしょう。


さて、今回こころの花をとられてしまったのはノリコ先生でした。良いお話でしたが、ときどき、本作のターゲットが謎に感じられることがあります。主な視聴者層は先生よりも園児達の年齢に近いんじゃないかなあ……。今回、感情移入する視点は明らかにノリコ先生であって、これじゃまるで「こばと。」です。まあ、その幅の広さが本作の魅力の一つでもあるんでしょうけどねえ。