屍鬼 第15話「第悼と偽話」

静信は去り、他の友人達には信じてもらえず、役場では屍鬼に囲まれ、村の寄り合いには危機感が無い。さらに看護師達にまで不信の目を向けられはじめて、いよいよ孤独に陥る尾崎でした。そんな彼の前に現れたのは夏野! 「あんたは独りじゃない」 その真意は次回以降ですが、なるほど、ここで夏野が起き上がりますか。


「原作読んだけど細かいところは覚えていない」と書いてきましたが、さすがにどう考えてもこの流れを忘れているとは思えないので、マンガ版からのオリジナル展開なんでしょうね。冷静に振り返れば、物語が始まってこっち、常に屍鬼が攻める一方なので、人間側にもそろそろ反撃してもらいたい。ワクワク度が上がるってものです。


静信の原稿を勝手に添削したのは沙子ですかねえ。そういえば最近彼女の出番が少ないですな。次回は出番があるようなので期待しましょう。


「葬儀はもう少し地味にしろ。葬儀は残された者たちのため。彼らは感傷にひたれる場所を欲しているのだ」


辰野のセリフとは思えないような、ものすごくもっともな内容に驚きます。彼は腕力だけでなく、全般的に優秀なんですねえ。しかし、あんな派手な葬儀をされては、改善する間もなく悪評が広まりそうです。あまり良い印象の無かった大川家ですが、可哀想にと思ってしまいました。