屍鬼 第10話「第悼話」

ちょっとこまごまと日にちが進んだり巻き戻ったりしつつ、流れの復習。もっとも、かえって分かりにくかったような気がしないでもないです。あと、原作でも六曜ってありましたっけ? 大安とか赤口とか、雰囲気作りなんでしょうけど、あんまり意味無いような(「六曜」が変換できないMSIMEも困りものです)。


夏野の両親なんですが、夏野視点では子供のことを考えず、自分達のセンスばかりを信奉している、勝手な親ということになってしまうんですね。まあ、夏野の部屋のお守りを勝手に外してしまうのは確かに問題だと思いますが、手作りの椅子を贈ったり、一概に悪い親とも言えないとも思えますし、難しいところです。


スパナを手に襲撃に備える夏野。しかし、スパナではいまいち間合いが短いです。ここはやはり金属バットでないと。多分、家になかったんでしょうけどね。そして現れたのは徹でした。


どうも起き上がりになると、記憶は引き継いでも性格が微妙にゆがむと言いますか、悪い方向に変化しているようなのですが、徹の場合、まるで恥ずかしがるかのように顔を背ける心根の優しさは彼本来のもので。本当に彼は出来た人だったんだなあ、と思わずにいられません。


外に出た夏野を襲う辰巳達。辰巳の迫力は尋常ではありませんが、せっかく用意していたスパナを持ち出していなかったのは夏野の失策としか。というかあの状況で、普通怖くて手ぶらでは出られないと思うんですけどねえ。それだけ徹への思いが強かったということでしょうか。


第10話にして夏野が大ピンチ。原作もうろ覚えだし、どうなりますことやら。