化物語　第15話「つばさキャット其ノ伍」

さて、待ちに待ちに待った化物語・最終話です。時間がたちすぎて展開忘れてるんじゃないかとか、面白みが薄れているんじゃないかとか、ちょっと心配だったのですが、全然そんなことは無く、ラストを堪能できました。やっぱりこれは原作の力であり、アニメスタッフの力なのでしょうね。

いまさらストーリーを細かく追うことも無いでしょうが（今回はほとんど「猫」との会話でしたし）、「翼が暦を好き」という告白に衝撃を受けつつも、揺るがず立ち続けた暦はやっぱりかっこ良かったですよ。

暦が助けを求めた相手が忍というのは、単純に気配を読み取ったのか、それとも、彼女とは一蓮托生だという思いからなのか。そしてまた、あえて影の出るところに暦を招きよせていた「猫」。彼女もまた「ご主人様」の優しさを受け継いでいたってことなんですかねえ。

ラスト、久々登場の火憐と月火……特に制服姿の月火が可愛いので、ぜひとも「偽物語」もアニメ化していただきたいなあ、と思いつつ忍野メメとの別れでした。何よりひたぎと翼が一緒に出ていたのに驚き。いやあ、この二人は同じ画面には出ない作りなのかと……。これもラストならではの新鮮さでした。

思えばＴＶ番最終話が去年の９月末。ネット配信の報に喜んだものの、そこからおよそ３ヶ月に１話というのは予想外のスローペースでありました。まあ、無事こうして完結したから良かったとはいえ、どういう製作状況だったのやらです。スタッフの皆様、お疲れ様でした。あ、まだオープニング完成版があるのか……。