閃光のナイトレイド 第11話「闇の探索」

やはり勲の情報源は預言者でした。ですが、それが静音ではなく、先代の預言者だったとは。意表を突かれましたよ。ただ、静音ははっきりとした未来を語らないように気をつけていましたから、言われてみれば納得です。


先代の「トワ様」とは漢字が不明ですが、静音にとっても尊敬する対象であったようです。勲の恋人であったとなると、年齢的には静音より数年〜10年くらい上というところでしょうか。預言者というと、なんとなく生まれてから死ぬまでみたいなイメージがあったのですが、結構年の近いところで引継ぎもあるのですね。静音はもともと能力があったのか、それとも後継者の指名によって開花したのか、そのあたりは謎。まあどうでも良いといえばどうでも良いところですか。


今回は棗の能力が大活躍でした。望遠のみならず、障害物も通り抜ける視力とは、便利そうです。しかし、任務成功とは行かず。理念と理想が先行するあたりが似るのか、勲に未来を見る葛でした。大事な手帳が戻ったのは何よりでしたが、そこに書かれた父の心得に何を思うのか。そして、降り立った地には、なんと桜井の姿が……。


途中、勲の元に入った電話で多少予測は出来たとはいえ、桜井と勲とのつながりは驚きでした。それでは一体何のために今まで勲を負うようなふりをしてきたのでしょうか? 不思議です。地道に面白い作りですが、クライマックスはもう少し盛り上げてほしい気もしますねえ。