閃光のナイトレイド 第4話「カメラと包子(パオズ)と野良猫と」

今回はちょっとパワー不足、というか、流麗度不足でしたかね(そんな言葉があるか知りませんが)。やりたいことは分かるのですが、どうも進み方がギクシャクした印象で、結局最後の雪菜のセリフに頼ってしまった感でした。


人影もないのに写真が盗まれた、すわ能力者か、と思わせといて犯人が猫というのはなかなか良かったのですが、テンポの悪さはシナリオというよりも、演出的に問題があったかも。どうも、セリフの間が長かった気がしました。作画もいまひとつでしたしねえ。


「やたら軍服ちらつかせる連中の方が不快だな」
「軍人が軍服を着て何が悪い」


この辺、葛は軍人の家系で士官学校出ですからね。軍を悪いように言われれば黙ってられないのでしょう。気持ちは伝わります。


「この国の未来を決めるのは日本じゃないってことさ」


当時の中国には日本だけではなく、列強こぞって進出してましたから、「もちろん他の国でもない」というセリフを付け加えると、なお良い感じでした。でも多分、こういう風に考えていた日本人は別に葵にかぎらず、結構多かったのだろうなと思います。