ハートキャッチプリキュア! 第9話「スカウトされたお父さん!お花屋さんをやめちゃいます!?」

昔から花屋さんなかと思いきや、実は大学の先生だったつぼみの父。母も大手花会社で勤めていて、花畑での出会いということで、えりかはもちろん、娘ながらつぼみが憧れるのも納得かも。幼い頃は両親の出張で寂しい思いをしていたつぼみ。そのために両親はそれまでの仕事を止めたんですね。どこかCLANNADの古河夫妻を思い出したりするエピソードでした。


心の花をとられてしまったのは、そんな両親やつぼみではなく、つぼみ父をスカウトに来た小畑青年。あいかわらず良いお話で感動でしたが、「本当は研究部門に行きたいのに会社に言い出せない」という悩みはメイン視聴者の女の子よりも社会人向けですよねえ。懐が深い作品なことです。


あと、今回はいつも以上に戦闘シーンが見どころだったのではないでしょうか。夕暮れの空と影のコントラストもさることながら、鉄塔をけって飛んだり、下から煽る構図で蹴りを入れてみたりと、凝った作りでしたね。


「臆病者め、そんなやつには何も出来やしない」
「そんなことありません! 小畑さんが不安なのは、花に関わる仕事が好きだからです。いいかげんな気持ちじゃないから、怖くなるんです!」


コブラージャの言うことは一つの正論なのかもしれませんが、つぼみの言葉と比べると、冷たい理屈だなあ、と感じられてしまう。こういうことをきっぱり言えるつぼみはすごいと思います。


ところで、スナッキーが話しているシーンが初登場でした。エステ中のコブラージャをあの手この手でおだてて出発させる涙ぐましい努力。なんか、大幹部よりもよっぽど使えそうな気がしてきましたよ。