Angel Beats! 第1話「Departure」

麻枝准さん脚本ということで、今期最大の期待作。……ではありますが、往々にして期待しすぎるとはしごを外されるものでありますし、麻枝さんもゲームでの実績はあるといえ、アニメは別物。ここは冷静に、などと思いつつ鑑賞した第1話です。


目が覚めたら記憶が無く、「死後の世界」に来ていた音無。消されることを拒否し、天使に抗い続ける「死後の世界戦線」のメンバーとの出会い。


Aパートは「いまいちかも?」、Bパートは「さすがにすごい」と、印象の交錯した初回でした。足を引っ張ったのは、急に「消されても良い」とか言い出す音無の思考がいまいち分からなかったことと、シリアスなところで変にコメディ調に変わりすぎる点ですかね。「100HIT!」とか。戦線の名前も、結局元に戻るのでしたら、あまり長々と議論する必要も無かった気がしますが、今後生きてくるのでしょうか? 説明口調で早口会話なのもマイナス。


一方、トルネード作戦が始まってから、ライブと天使との戦いが並行して描かれるシーンは見事なものでした。歌も良く、絵も良い。ただ、それによって学食のチケットを手に入れるというのはいまいち行動原理が分かりませんでしたが、正規に購入すると「模範」とみなされる可能性があるからですかね?


NPC」のいる死後の世界という設定はそれだけで大変に魅力的であり、模範的な行動をとったら消される、というのもなかなか面白い話であります。今後の物語の、一層の加速に期待ですかね。


それにしても、Na-Gaさんのキャラデザはリトバスを思い出すなあ。