ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第6話「彼方ノ休日・髪結イ」

カナタの初任給。「最初の1ヶ月は研修期間で無給」ってことは、着任して2ヶ月が経ったということになりますね。カナタがお給料を受け取る場面はぜひ見てみたかったので嬉しいところです。額は250円ですか。現実のお金に換算して25万円……だと15歳の二等兵にはちょっと多すぎですかね。半分で12万5000円とか、適当に考えてみたりします。それにしても、「遅配、軍票当たり前」とはひどい。軍人の給料をちゃんと払えないような国(というより世界全体でしょうか?)の末期状況がうかがえるところです。


ともあれ、そんな平和な休日の話かと思いきや、裏では1121小隊の副業である闇酒売買が明らかに。カルヴァドスとはなんぞや、と調べたところ、リンゴ蒸留酒のことですか。そりゃまあ、武器麻薬の取引なんかよりはよほど平和ですが、いくら先輩から受け継いだとはいえ、明確な違法行為。あまり肯定的にはとらえられません。う〜ん、やっぱり軍紀も末期状況かなあ……。


なお、お話のメインであったミシオとユミナのエピソードについては、ややパワー不足感が否めず。時間不足ということもあるのでしょうが、感動的な場面のはずなのに、どうもキャラの思いが伝わってこないんですよね。ドラマが表面的に流れてしまうといいますか。これは舞-乙HiMEあたりでも感じたことで、まあ、他作品と単純に比較するのもどうかと思いますが、もしかしたら吉野弘幸さんの欠点なのかもしれないなあ、と思ったりもしました。