ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第4話「梅雨ノ空・玻璃ノ虹」

ノエル回であり、同時にカール回でもある第4話でした。カールおじさんが良いキャラです。ユミナに、ナオミに、隊のメンバーだけでなく、街の人々も優しくて、作品世界を一層魅力的にしていると思いますね。


ガラス職人であるカールに、戦車整備職人のノエル。そしてカナタは音の職人、というとこですか。だんだんとカナタも自分の役割と資質に目覚めつつあるようです。


さて、今回印象的だったセリフ。


「そうだよね、兵隊なんだよね、私たち」


たとえ辺境の小部隊でも、あるいはまったり美少女アニメでも、軍隊である以上、その自覚を問うておくことは重要です。国を守るために、有事の際には敵を殺すことすら求められる職業なのですから。


「分かってるつもりだったけど……」


たとえ「つもり」であっても、何も考えていなかったわけじゃない。カナタも「音楽やりたいから何となく」ではなく、一応の覚悟を決めて入隊したのだなあと思わされました。「まだまだ甘い」のかもしれませんが、そこまで求めるのは酷でしょう。必要以上に深刻になっていてもしかたないでしょうし。


それともう一つ。


「まだ海に生物がいた頃の」


海に生物いないんですかあ……。さすがに微生物や深海の好熱菌まで滅んだとは考えにくいので、この時代の人類が観測できるかぎりいないってことなんでしょうが。地球は思った以上にひどい状況みたいですね……。


それにしても、そんな世界でタケミカヅチの超技術ぶりには目を見張るものがあります。なぜそれが辺境の未熟部隊に運用されているのでしょう。結構物語の鍵を握る謎のような気がします。