生徒会の一存 第12話「生徒会の一存」
真冬の告白に一瞬凍りつき、それから騒然の生徒会。付き合うとかそういうのではなく、ただ告白したかったという分かったような分からないような理屈の真冬でしたが、それでもきっちりはっきり2回繰り返してまで自分の気持ちを伝えられるとは、すごいですねえ。
気分を取り直して(日が変わってたかもしれませんが)会議スタート。今回は各自の将来像ということで、もはやどのへんが生徒会の活動だか不明ですが、最終回らしいお題ではありました。
「あたしの未来は世界の頂点に君臨する不老不死の絶対神て決まってるから」
くりむさんのこの自信はどこから来るのでしょうか。さすがに鍵に主人公精神を説くだけのことはあります。一方鍵は、
「美少女ゲームのメーカーを立ち上げるとか」
「それはすごく成功しそうな気がします」
まったくで。
Bパート。ラストを飾る(?)中目黒君が登場。「リアルきたーーーーっ!」と歓喜の真冬は自分の恋よりもBL妄想を選ぶ少女。たくましいことです。
「恋愛シミュレーションをやりなさい」
まさかくりむがそんな助言をしてたとは……。一体彼女の頭のどこからそういう発想と知識が出てきたのか、大いなる謎ですねえ。
そんなこんなで無事終了の今作。当初はパロディネタばかりのイロモノかと思ってましたが、終わってみれば良いB級アニメになってたと思います。見ていて、ちゃんと生徒会の居心地良かったですもん。これは重要なことです。
原作の力もあるのかもしれませんが、花田十輝さんはやっぱり力のある脚本家なんだな、とも思いました(なんで「アイドルマスター XENOGLOSSIA」や「宇宙をかける少女」はああなっちゃったんでしょう……)。ともあれお疲れ様でした。