電脳コイル 第4話「大黒市黒客クラブ」

たかが子どものケンカ……のはずが、銃弾ミサイル飛び交う戦場に。スピード感、迫力、3陣営の戦術の緊張感。今作にこんな要素もあるとは、堪能しました。最新鋭のデジタル戦と、一昔前の学校のミスマッチ感が良いです。少々狙いすぎな感もありますが。


イサコの前では全く形無しだった「黒客クラブ」ですが、小学生ということを考えれば実力はなかなかのものだったのでは? 追跡くんの「あなたもわたしもホーミング!!」のコピーには笑いましたよ。


ただ、この世界の空間の仕組みはいまいち良く分かりません。ミサイルに当たってもメガネが壊れる程度であれば、メガネを外して歩いていけば良いような気もしますが、そういうものでもないんですかねえ。それとも、手に当てて威力を確かめていたところを見ると、物理的破壊力も多少はあるんでしょうか。はて。


「あなた、前の学校で何かトラブルを起こしたんじゃない?」
「それがバレないよう、演技してたんでしょ」


今回のもう一つの見どころ。ヤサコの過去を鋭く突くイサコ。これはなかなか衝撃発言でした。ヤサコがイジメていた、とは考えにくいですが、意外性をついた展開もありうるのか。あるいはイジメじゃなくてまた別の事件なのか。


互いの実力を認め合ったフミエとイサコの行方も加え、どんどん楽しみな要素が増えていきます。