生徒会の一存 第9話「私の生徒会」

知弦さんの回。

コミカルなシーンを満載しつつも、メインのほのぼの感動的な展開は、やはり今作、なかなかやります。原作が良いのか、脚本の花田さんが上手いのか。当初は勢いとパロネタだけの作品かと思っていましたが、きっちりと居心地の良い生徒会を作り上げているのは見事ですね。

「あかちゃん」は会長のことではなく、「紅葉」のあか。会長のことだと思い込んで謝る椎名姉妹が面白いです。しかしそうなると、知弦は中学時代の自分のあだ名をくりむにつけて呼んでいるということになりますか。なんだかそれって、変な気分じゃないですかねえ。

他に目立ったキャラは真冬。彼女、自分は真っ先にパーティを外されるとか言ってましたが、なんのなんの。杉崎と真っ向からＢＬで渡り合える下級生は希少ですよ。

「エロゲで女の子を学ぼうとする先輩に言われたくないですっ」

ここまではっきり言ってくれると、感動的ですらあります。

冒頭とラストの杉崎のシーンは、例の二股話に関連したことでしょうか。話数的には、その辺をラストにもってきて締めそうですね。