うみねこのなく頃に 第22話「Episode4-4 problem child」

86年の六軒島世界、98年の縁寿の世界、戦人とベアトリーチェのメタ世界、さらには真里亞の回想(妄想?)と色々混じって、いよいよややこしい話になってきました。おまけに魔法シーンは嘘だとか考え出すと、もうなにがなんだか。


今回は金蔵が思い腰を上げ、子ども達の前に姿を表すのが最初の見どころ。「すでに死んでいる」という予想を覆された霧江ほか、皆さん呆然と言った様子でした。しかしその驚きも、その後の惨劇に比べれば生易しいもので。金蔵さんの暴走が怖すぎる。


エピソード4はこれまで目立たなかった真里亞と、新キャラの縁寿が中心となる話かと思っていましたが、考えてみれば金蔵もまた、最初から登場しながらも目立っていなかったキャラでした。いよいよ当主としての貫禄を見せるときが来たのか!? しかしこういうのを貫禄というのかどうか……。


こうしてみると、さまざまなキャラを各エピソードに配置して物語を紡いでいく竜騎士07さんの力量はすごいものだなとあらためて感心します。ひぐらし祭を読むかぎり、文章力自体はそれほどでもないですが、荒削りな魅力という言葉がピッタリかと。……ただ、いかんせん今回のアニメでは謎が完結しそうにないのがねえ……。ひぐらしみたいに第2期待ちになるだろうのが残念なことです。