電脳コイル 第2話「コイル電脳探偵局」

SF的小道具と日常世界観との融合が見事に決まっていますね。大黒市は電脳空間に関しては金沢市よりも進んでいるようですが、風景は普通の地方都市でしかない、むしろ穏やかな田舎であるように見えるのが面白いところです。


前回から話題に上がっていた「メガシヤ」は実はヤサコの引越し先でした。メガばあが強烈な印象。ちょいワル電脳ばあさん、頼りになりそうです。ヤサコの両親も普通に優しそうで、平和な家庭という感じですね。少年少女だけで話が完結してしまうアニメを見慣れてしまうと(まあ、必ずしもそれが悪いわけではないのですが)、こういう普通の家族がむしろ新鮮だったり。


電脳ペットとかバグを利用した治療お札とかはまだしも、サッチーとかビームとか空間歪曲とか、さすがに怪しすぎて、市民の日常生活は大丈夫なのかと不安になってしまいますが、まあ、要は慣れなのかもしれません。


ぱっと見派手な作品ではなく、そのために僕も見逃していたのですが、評判どおり、質実剛健といいますか、骨太な物語が楽しめそうですね。